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85歳の方の洗礼の学びの一回目を今したところです。
大きな字で印刷した聖句を、さらに虫メガネで見つめても、それでも上手に読み上げることができませんでした。読めない漢字があったからです。
戦争もあり、尋常高等小学校までしか出ておらず、戦後から今に至るまでひたすら働き続けて、勉強する機会がなかったのです。
しかし、その一つ一つのことばには驚かされました。
「こんな私を、救ってくださるんじゃから、イエスさまは偉いお方じゃ」、と涙ぐんで話してくださるのです。
また、お祈りの仕方をお伝えすると、「親に甘えるように、どんな小さなことでも言っていいんですね。」とすぐ理解し、また涙ぐんでおられました。
救いの真理のひとつひとつを、すっと心に理解され、素直に感動なさる感触に、正直驚かされました。
賢さとは何でしょう。
神の存在とその愛を、こんなにも気持ちよく受け止められるとは・・。
私の心にも不思議な感動が起こっています。そして下記のみことばが、ずっと思い起こされています。
「ちょうどこのとき、イエスは、聖霊によって喜びにあふれて言われた。
『天地の主であられる父よ。あなたをほめたたえます。
これらのことを、賢い者や知恵のある者には隠して、幼子たちに現してくださいました。
そうです、父よ。
これがみこころにかなったことでした。』」
ルカ10:21