「御使いは彼らに言った。
『恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。』
ルカの福音書 2章10~13節
今日という日を、多くの人たちとともに迎えることができたことを感謝します。
約2000年前イエス・キリストが、誕生した知らせをはじめに聞いたのはベツレヘムの羊飼いたちでした。
羊飼いたちは、羊の番をするために真っ暗なかで番をしていました。
そんな中、神様からの使いによって救いの知らせがありました。
羊飼いたちはその知らせを聞いてびっくりしました
神様がいま、自分たちに会いに来ている。神様である方がこの地上に来たことに驚きました。神様という方が遠い方だと思ってたけれど、あまりにも身近に感じ、驚いています。
羊飼いたちに起こったことが今の私たちにも起こります。神様はいま、ここにおられる。
遠くにいるんじゃなくて、ここにいる。私たち一人一人のの生活に関わってくださり、今日のこの時、神様と出会うことができるのです。
御使いは10節で「恐れることはありません」と言っています。羊飼いたちは恐れたのです。
伝えられたことは素晴らしい出来事であったけれど、彼らにとって素晴らしすぎる出来事だった。人は自分の理解を超えたことが起きると恐れます。いいことでもあまりにも良すぎると怖くなるのです。
神様の素晴らしい知らせを聞いた時に「恐れることはありません」と聖書は言います。
ここに本当の愛はあり、ここに変わらない愛があります。
神様の愛を恐れることはありません。光を恐れなくていいのです。私たちの生涯を救うためにイエス様はここにいらっしゃいます。
羊飼いたちが恐れた理由はもう一つあると思われます。
彼らは町から離れたところで生きています。羊飼いたちは自分たちに光が当たることはないと思っていました。
しかし御使いは、「この民全体のための素晴らしい喜びを知らせに来たのです。」と言っていまし。全ての人に救いは差し出されたのです。
神様の目には遠い人とか神様の目には小さい人はいません。
イエス・キリストが来てくださった、これは本当に大きな喜び。
イエス・キリストを信じると孤独ではなくなります。
イエス・キリストがわかると罪が赦されてると知ることができます。
死の問題も解決し、いつも愛されてることがわかります。祈るといつも希望ががあります。
そして、神様の子供となることができる。
こんな大きなことが実現しました。
この救いが私たちに差し出されているのです。
11節「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。
この方こそ主キリストです。」
「今日」と伝えられました。
まさに、今日がその日です。
キリストは、今日あなたと出会ってくださいます。
今日、キリストはここにいてくださるのです。
クリスマスとはこの素晴らしい知らせを恐れることなく喜んで受け取る日です。これが本当のクリスマスの喜びです。
みんな一人一人のことをイエス様は見てくれています。
イエス様の愛は全ての人に注がれている。
私は遠い、私は関係ない、私は小さすぎるという人はひとりもいません。
人はみんな、闇をもっています。罪の闇を奥深くにもっています。
イエスキリストは私たちのために来られました。キリストが来られたのは十字架にかかるためです。私の身代わりになってキリストが代わりに死んでくださいました。
この身代わりの愛を受け入れるとき、キリストの愛で新しく生きることができます。
永遠のいのち、永遠の愛、永遠の赦しが差し出されているのです。
12節「あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
羊飼いに対して、その子は飼い葉桶に寝ている、と言われています。誰よりも貧しい生まれ方をしてくださったのです。
すべての人の悲しみを背負うために生れてくださったのです。
そして、この方はすべての人のために十字架にかかって死んでくださいました。
飼い葉桶に寝ている赤ちゃん。
赤ちゃんは命の塊です。赤ちゃんなら誰もが近づくことができます。
神様からの命と愛を心を開いて受け取り、喜ぶ。それが本当のクリスマスです。
私の人生に来てくださる方。命まで捨てて来てくださり、愛で私を創り変えてくださる。イエス様の誕生を今日、ご一緒に喜びましょう!
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<感想>
私のために、全ての人のためにイエス様は来られた。それは私たちに居場所を与えてくださるため。
どんなに暗く、闇が深かったとしてもそこにイエスさまは来てくださる。
こんな素晴らしすぎる知らせを聞くことができること。イエスさまはここにいてくださること。
この喜びを共に味わえたことを感謝します。
このクリスマスの喜びは今日だけじゃない。
いつまでも終わることのない、喜び。
この喜びをもって今日も生きることができること、なんという幸せ。なんという喜びでしょうか。
このクリスマスの喜びを多くの人たちとともに喜んで行くことができますように。